先週の記事では素人が書いた医療や健康系の記事がGoogleのアップデートで順位を落としたので、その代わりに「体験談」を書くことをご紹介しました。
今週もその続きなんですが、この体験談って何も病気や健康に関わることではなく、あらゆる分野に適用できるという話です。
その一例が、今あなたがお住いの「地域の情報」。
有名ではない花火大会
雑学記事の中で多くの人が書いているのが、全国の花火大会や有名なお祭りの日程や内容、駐車場などの情報です。
これも昔は「いい加減な記事」を書いても、ライバルが少なかったのでラクラク上位表示され、開催日の前後には一日で数万円を稼ぐくらい、まさに「ドル箱」なネタでした。(過去形)
でも、今からここに参入しても、ライバルを出し抜くのはかなり難しいはず。
今、上位に来ているのは記事にボリュームがあって、なおかつ実際に行った人しか分からない情報や写真が多く使われた記事が多いですよね。
そこでもっとライバルが少なくて、もっと充実した記事を書くとしたら
・自分が住む地域で行われるイベント
・自分で実際に行った体験レポ
が推奨されます。
たとえば「江ノ島花火大会」は湘南地方に住んでいれば有名ですが、全国的な知名度はいまひとつ……。
ためしに検索してみても10位以内にいるのは地元民じゃなく他県に住むと思われる人がネット上の情報だけを頼りに書いた記事がわずか2つあるだけです。(2017年12月18日現在)
※雑学系ノウハウで書かれた記事は「2017」などの年度、「日程」といった定番キーワードが含まれているのですぐ見つかります。
地元ローカルな情報ほどライバルがスカスカ
しかしこういう花火大会ですと地域情報とはいえども、全国の雑学ブログ系を書く人の目に留まり、それなりにライバルが散見されるでしょう。
これをもっとターゲットやニーズを絞って、ピンポイントな地域情報を選ぶときにうってつけの良いヒントがあります。
つい最近、友人に「地域の情報」でどんなことが知りたくて、検索したことがあるか聞いてみたところ
⇒子供を遊ばせるための公園が地元にあるか?
という答えが返ってきました。
・どんな遊具があって(砂場や滑り台)
・駐車場は無料か有料か
・駐車台数はどれくらいか
・トイレは完備されているのか
試しにこんな情報を探そうと
○○(地域名)+公園
で検索してみても、せいぜい市町村が作ったお役所的なサイトしかなく実際に行った人のナマの声なんてほぼありません。
知りたいのって、やっぱり個人の「体験談」ですよね?
他にもピンポイントな地域情報といえば
・地元ローカルな花見スポット
・初詣におすすめの地元の神社
・鮮魚や採れたて野菜が買える店
・近隣住民しか行かない地元の観光名所
などバリエーションはさまざま。
こういう住んでいる地域の情報を書くメリットは
・自分で足を運んで一次情報に触れられる
・記事に必要な写真を撮影してこれる
ことでしょう。
こうすればグーグル様だって「ぐうの音も出ない」オリジナルコンテンツの出来上がりです。
それに全国に市町村の数は膨大にあるので他人とかぶる心配がほとんどありません。
※もちろん東京や大阪などの大都市ではある程度はかぶってしまいますが……。