先週のメルマガでは、記事には熱を込めて、できるだけ客観的で冷めた文章にしないのが大切だと解説してきました。
※お読みでない方はバックナンバーをご覧ください
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そのことを強く実感するのが外注さんが書いた記事を読んだときです。
しかもそれは記事の本文だけでなく、記事の「出だし部分」においてもそうです。
出だし部分って、わりとおろそかにしがちなんですが、実はかなり重要な箇所だったりするんですよ。
記事の出だし部分=枕・イントロ・序文
記事を書く時は最初に枕部分というかイントロというか、とにかく前奏的な部分を必ず置くと思います。
いきなり本題から入る人は稀でしょうし、そういう記事は読みにくいですよね?
だからアドセンスの記事にとっても必須とも言えるのが、出だし部分です。
人によって呼び方は違うと思いますが、ここでは便宜的に「序文」と呼びます。
だいたい記事の構成というのはこんな感じになっていると思います。
・序文
・小見出し
(本文)
・小見出し
(本文)
・小見出し
(本文)
・まとめ
この序文ですが、慣れない外注さんが書いた記事だと、本文のボリュームと比べると短く淡泊で数行でさらっとゆる~く終わらせてしまいます。
※だから修正をお願いすることが多くなるんですね。汗
悪い序文と良い序文の具体例
では具体的にどういうのが悪い序文で、どうすれば良い序文になるのか説明していきましょう。
そうですね、たとえば、ウォーキングの運動効果や消費カロリーを紹介する記事だと
【悪い序文の例】
「先日の健康診断ではメタボ判定を受けてしまいました
そこでウォーキングをはじめることにしました。
今日のテーマはウォーキングです。
一緒に学んでいきましょう!」
この序文のどこが悪いか、お気づきでしょうか?
序文の主な役割は
⇒この記事にはこんなことを書きます(紹介します)
という明示にあります。なんとなく示唆するだけではダメです。
しかし「悪い序文の例」を読んでも、どういった情報が得られるのかまったく分かりませんよね?
そこでこの記事を読めば何が分かるのか具体的に言葉で明示してみます。
【良い序文の例】
「ここ何年も運動不足が気になってまして、
ついに先日の健康診断ではメタボ判定を受けてしまいました
そこで妻からウォーキングを奨められたのですが
どんな効果があるのか、まったく分かりません。
ここではウォーキングをすることでどんな運動効果があるか
何分(何キロ)歩くと何カロリー消費するのか
そのあたり気になる点を調べてまとめておこうと思います。」
こうすれば訪問者は
⇒ウォーキングの効果や消費カロリーが分かるんだな!
と、ひと目で判断がつくわけです。
「この記事を読むと分かること」を伝える
検索エンジンから訪れた訪問者がまず目にするのが、この序文部分であり、序文をじっくりと精読しなくても
⇒ここには自分が求めている情報はあるか?
という視点で、ざっと目を通して短時間でシビアにジャッジします。
ご自分で何か探しものをするためにネット検索し、あるサイトを開いてからの行動を振り返ってみてください。
⇒ああ~ここのサイトはダメだ!
と一瞬で感じ取った経験は誰しもあるはずです(ですよね?)
・自分が求めている情報がありそう
または
・興味を引く情報がありそう
と思えば、さらに下の文章を読み進めていくとになりますが
⇒ここには自分が欲しい情報がない/欲しい情報とはズレている
と判断したら、さっさとブラウザの「戻る」をクリックして、またGoogleやYahoo!に戻ってしまいます。
ですから想像以上にこの序文というのは重要なんですね。
そんな風に離脱されないよう
⇒この記事を読むと分かること
をきっちり簡潔に訪問者に伝えないといけません。
何の意図もなく無意識につらつらと書いてしまうとそこがぼやけてしまい、序文が本来の役割を為しません。