ここではアドセンス広告のクリック率を上げる「リンクの色」について解説していきます。
リンクの色なんて深く考えずに決めてしまうものですが、微妙な色の違いが数パーセントのクリック率の差となって現れると聞いたら、ほっとけませんよね?
なぜ【リンクの色】がクリック率をアップさせるのか?
ではなぜ、リンクの色がアドセンス広告のクリック率をアップさせるのか?というと、
[imglist icon=”dot1″ color=”orange”]
[/imglist]
この2つが、その理由なんです。
極論ですが、もしリンクの文字色が他の文字と同じ「黒系統」だったら、どこがリンクが一目で分かりませんよね?
もしリンクの色が「不快な色」だったら、クリックをためらいますよね?
たかが「色」だと、軽視できない存在なんです。
GoogleとYahoo!のチョイスを真似すれば間違いなし!
GoogleやYahoo!はどちらも広告収入を得るために最適化されています。利用者にいかに広告をクリックしてもらい、収益を高めるかを日夜研究しているわけです。
ということは、クリック率が高いリンクの色はGoogleとYahoo!を見れば丸わかりというわけです。
そこでGoogleとYahoo!のリンクの色を独自に調べてみました。
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[m_p_c_list pattern=”check” color=”orange”]Googleのリンク色は?[/m_p_c_list]
#1A0DABがGoogleのリンクの青の種類です。
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[m_p_c_list pattern=”check” color=”orange”]Yahoo!のリンク色は?[/m_p_c_list]
#0E1BBBがYahoo!のリンクの青の種類です。
両者を並べてみると
これがGoogleのリンク色(#1A0DAB)
これがYahoo!のリンク色(#0E1BBB)
このようにほとんど見分けがつきません。ということは、
⇒この系統の青がクリック率を高める
という同じ結論にGoogleとYahoo!の両社が辿り着いた証拠と言えるでしょう。
[attention2 color=”orange”]この調査結果は2015年のものです。GoogleもYahoo!も短いスパンでリンク色の見直しを行っているようで今現在は違う可能性もあります。[/attention2]
アドセンスの初期設定は何色になっている?
アドセンスの広告コードは、自分で一切指定しないで作成すると「デフォルト」の設定が適用されます。
アドセンスの管理画面で確認したら、このようになっています。
リンクの文字色(「タイトル」の部分)は#0053F9という青が設定されていました。
Googleの自社の検索結果等に使われている青(#1A0DAB)ではないところが不思議ですが、何かしら根拠があってこの色を指定しているのかもしれません。
しかし、一般のユーザーが普段から見慣れているGoogleやYahoo!の検索結果に使われる青の方が「安心感」を与えると思うので、そちらに倣った方が良いと思います。
[point_box3 color=”orange”]アドセンスの広告コードのリンク色を変更する方法は、広告コードの作成方法をまとめた別記事をご参照下さい。
>>>アドセンス広告ユニットのテキストとリンクの色を変える方法※作成後でも変更可[/point_box3]
年間売上高が96億円もアップした「特別なブルー」
「Bing」という検索サイトをご存知でしょうか?
Yahoo!やGoogleに比べると知名度は低いですが、Windowsの開発元のマイクロソフトが運営する検索サイトといえば分かりやすいかもしれません。
このBingが膨大なデータを元に検証した結果、リンクにある「特別なブルー」を使うことで8000万ドル(日本円で約96億円)も年間売上高がアップしたといいます。
その特別なブルーというのが
⇒#0044CCです。
このブルーをリンクに使うと広告のクリック数が増加したといいますから、これはそっくりそのまま私たち個人が運営するアドセンス広告にも当てはめることが出来るはずです。
まとめ
クリック率をアップさせるならGoogle・Yahoo!・Bingが採用している
#1A0DAB
#0E1BBB
#0044CC
がオオスメであることを紹介してきました。
私はずっとリンクの色には無頓着でデフォルトの青を使っていましたが、2~3年前からは#0044CCを使うことが増えてきました。
ここ最近の収益の増加の要因がすべてリンクの色だとは言えませんが、多少なりとも影響があったはずです。
これからアドセンスを始める方は、最初からここで紹介した「青」を設定するようにして下さい。
なお、「#1A0DAB」・「#0E1BBB」・「#0044CC」の3色の青のうち、どれが一番クリック率が高いのかというテストを今後やってみたいと計画しています。